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クレカ一枚分!?今こそ知りたいマイクロプラスチックについて


マイクロプラスチックは、環境や健康に深刻な影響を及ぼす危険な存在です。これらの微小なプラスチック粒子は、大気や水中、土壌など、あらゆる環境中に広く存在しています。主な原因は、マクロプラスチックの分解や洗濯時に生じるマイクロビーズなどが挙げられます。これらの微小なプラスチック粒子が環境中に散在すると、生態系や私たちの健康に様々なリスクをもたらします。

1週間でクレカ一枚分、体内に入ってくるマイクロプラスチック

特に懸念されるのは、マイクロプラスチックが食品や飲料水に混入することです。海洋中のプラスチックごみが魚介類や貝類などの海洋生物に取り込まれることで、「生物濃縮」がおき、マイクロプラスチックを含んだ魚介類などを食べることで人間の口にも含まれる可能性があります。さらに、飲料水や調味料、海洋由来の食材にもマイクロプラスチックが含まれていることが示唆されています。これらの微小なプラスチックが私たちの体内に入ることで、健康へのリスクが懸念されます。(おおよそ私たち人間が1週間に食べているプラスチックの量は1週間でクレジットカード1枚分(約5g)、1ヶ月でレゴブロック1個分(約21g)、1年でヘルメット1個分(約248g)にもなるとされています。)

マイクロプラスチックを避ける、減らす

マイクロプラスチックを避けるためには、消費者としての意識改革と、注意深い製品選択が重要です。例えば、プラスチック容器や包装の使用を避け、可能な限り自然素材や再利用可能な素材を選択することが挙げられます。また、マイクロプラスチックを含む製品のラベルを確認し、マイクロビーズなどが含まれていないかをチェックすることも重要です。さらに、洗濯時にマイクロプラスチックを放出する可能性のある合成繊維の衣類を洗う際には、洗濯ネットやフィルターを使用することで微粒子の漏れを減らすことができます。

次回からは、マイクロプラスチックを避けるための水、食品、調味料の選び方と商品について紹介していきます。

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